藤平光一著「氣と生活」
一般に知られる臍下丹田は、面ととられる。それより
も臍下の一点、が藤平流。
その一点は悪口等悪いものを吸収して無害化する。
我慢よりも遥かに優れる。
全身の力を抜き、relaxする状態が本当の強さだ。
藤平呼吸法は、神道の禊の呼吸法に由来する。
静坐(正座)での呼吸が臍下の一点を鎮め易い。静止
とは、独楽が回転する状態の如し。停止とは別のこと。
人の心は五段階。物質心、植物心、動物心、理性心、
霊性心。後天性の理性心を超える霊性心は根本かつ
先天性のもの。
それをどう発露させるかが鍵。発露させた時、人
は万物の霊長になる。
「ひと」は霊止、霊が止まることだ。霊性心は古語
では直霊、宇宙霊から直接に分けられたもの。
それに和魂(にぎたま)と幸魂、奇魂を着せ、さらに
荒魂(肉体)を着せる。
著者は青年期に病弱と意志の弱さを直すために、
起床直後の冷水浴を始め、禅、禊ぎ呼吸法、滝修行
等で修行した。
睡眠で気を補給する。就寝して一分以内に熟睡せよ。
眠るには、余計な思考を捨て、心を統一して脳波
を鎮める。頭寒足熱を念ずる。
全ての癖を直す必要は無い。無害な癖は残しても良い。
しかし腹が立つ癖、飽き易い癖、憂鬱、
引込み思案等は直すべきだ。
潜在意識に、水滴の如く良い暗示を少しづつ投入
して、潜在意識を変化させる。子を叱る時に、
お前は出来る、良い子だと前置きしてからにする。
▼五木寛之、望月勇著「気の発見」幻冬舎文庫。
諸国放浪しつつYogaや気功術を習得した望月氏
と五木氏との対談。五木氏は、小説家も気功家も、
依り代でありShamanだとする。
他人の力や他力により働かされるのだ、と。
五木氏はTaxiに乗る時に、自分が運転をする積りで、
運転手に念を送るとのこと。
そして五十年事故経験が無いことを誇る。
老化とともに肉体は衰弱するけれど、気は
むしろ強くなり、上質になると望月氏。
五木氏は西野流の足芯呼吸習得に挫折した。
▲Yogaの技法で、右の鼻の穴から気を入れて、
左から出すと、交感神経が刺戟される。
左の鼻の穴から入れて右から出すと、
副交感神経が刺戟される、とのこと。
また最近の医者の説によると、吸気で交感神経が強まり、
息を吐くと副交感神経が強まるとのこと。
五木氏は、身体の歪みを無理に直す必要は無いと話す。
少しの歪みなら、筋肉の働かせ方で調整可能、
その様な体癖は放置で支障なし。