Washingtonpost、22年3月22日。David von Drehle記者。
Dugin氏の説では、近代が全てを破壊する前に、霊力に動かされた魯国人が、欧州とAsiaを一つの帝国に統合する。
Russia民族により統治される。米英が主導する海洋帝国は、腐敗した、お金の蛆虫の個人主義勢力、それが魯国を邪魔する。
西洋は魯国の天然資源に籠絡される。NATOは内から崩れる。DublinからVladivostokの大帝国を作る。
Moscow-Tehran枢軸。Chinaは分解されるべき。魯国が極東で組む相手は日本。
第二次大戦でHitlerが魯国(Soviet)を侵攻したのが誤り。それが無ければ英国は分解、USAは参戦出来ず、日本が魯国の手下としてChinaを支配した。
記者はDugin氏の構想が幻想たることを望むけど、独裁者が幻想に取り憑かれると、深刻な意味を持つ。
▼Dugin著、地政学の基礎、続き。
魯国はEurasiaそのものだ。心臓部の地だ。他の諸国は周縁だ。魯国は歴史の枢軸。文明は魯国を軸に展開。
第二章、魯国は東洋にあらず西洋にあらず、Asiaにあらず欧州にあらず。
第三章、政治や文化やideologyや指導者層の性格や宗教は副次要素であり、地政学の根本原理の眼鏡を通して見られる。
国家と空間の関係の原理。地政学は基礎原理の一つだけど、唯一のものにあらず。
地政学が魯国に強く求めるのは、帝国を集めること。諸国を帝国に統合すること。
魯国の地政学上、戦略上の要請は、喪失した領土を回復するのみならず、東欧との同盟を再構築し、大陸欧州、NATOから自由になりたいFrance、Germanyを味方につける。
さらに東洋陸地勢力、Iran、印度、日本も味方にする。魯国が今すぐに大空間の再構築に動かねば、魯国人にも世界島の住民にも大災難になる。他の勢力が心臓の地奪取に動く。
ChinaがKazakhstanやSiberiaに侵攻するかも知れず。中欧勢力がUkraine、Belarus、魯国西部に侵攻するかも。
あるいは回教勢力が中央AsiaとVolga川、Ural山脈地域と魯国南部を統合するかも。
地政学の聖なる法では、神聖な地は放置され得ず。魯国の領土は東西方向は十分、しかし南方が不足。海岸線に達せず。
第4部。魯国の地政学上の未来。第一章。根本からの変革が必要。西側市場経済との同化とも、旧帝政時代への復帰ともことなる第三の道。
第二章。魯国の国家利害は何か。2.1。今日の魯国人には国家が無い。現在のRussia連邦は不完全なもの。移行期の存在に過ぎず。
Dugin著、地政学の基礎、続き。
2.3。魯国人民は疑問無く救世者だ。MacKinderは、魯国は歴史の地政学軸だとした。魯国の拡張主義は、文明の使命によるもの。
最初の民族国家の型は、絶対主義Franceで生れた。Jacobin革命で民族国家が固まる。国民は市民の全体性のことであり、有機性包括性のある人民のことにあらず。
国民国家は法の支配nomocracy。18世紀欧州で国民国家が成立して以降、魯国は徹底して、あらゆる手段で拒絶。
Russia帝国は神権主義の要素や貴族主義の原則に固執。
3.2。魯国は始めから帝国だ。魯国を民族国家に改造することは破局をもたらす。魯国の政治意志は、官僚効率機構の狭い規範や、合理主義平均主義の数量存在と両立せず。
魯国の領土拡張は実用性とは無関係、広大な地域を統合する使命のため。(管見では権力支配の欲望の病)
魯国は、古代羅馬帝国やAlexander大王やGenghis汗らの使命を継承。Russia人が帝国主義を捨てることは民族としての自殺。
魯国は深い目的論、終末論の意味を持つ。Hegel哲学では、絶対理念は終末論状況でPrussia国家として実現するとされた。これはRussiaに改められるべきだ。
3.3。1992年、USA下院へのWolfowitz報告書では、魯国を地域大国と規定し、USAから独立した政策運営を阻止するとされた。
地域大国とは、印度、Iran、Turkey、Pakistan、Chinaらと同格。西側から魯国に押しつけられた地域勢力の地位を受け入れることはRussia民族の自殺だ。
Russia民族の拡大の歴史を逆転させることだ。脱帝国化されたTurkeyの轍を踏むことを拒否。帝国であることを止めれば、魯国は内紛内戦になり解体する。
3.4。Soviet連邦再興は、Slav民族主義、正教君主主義、人種主義、単一民族単一文化の大魯国主義よりも好ましい。ただしSovietが何故崩壊したかを正しく分析することが必要だ。