Dugin著、地政学の基礎、続き。
Sovietの理念、ideologyが矛盾し、反魯国の要素が混入したことを認めざるを得ず。
単なるSoviet再興は不可能で無意味。
全体主義、国家社会主義は、経済の柔軟性を無くし、人民の熱意や創造への共同参加を無くし、人民を社会への寄生者にした。
物質主義無神論、全体主義、国家社会主義等のideology上の欠陥を無くした上で、旧Sovietの領域を回復せよ。
3.5。今日の魯国で皇帝時代への復帰が求められるのは、自然なことだ。Russia正教はPeter帝の世俗化改革により神聖魯国の理念から離れた。
3.6。帝国は、普通の国とは全く別の原理で建てられる。特殊な文明意志、巨大な世界衝動により、新魯国は従来の反Germany、反日を止めよ。
第四章、世界再分割。USA対Sovietの冷戦は、地政学の対決。海洋勢力と大陸勢力。商人対英雄。
Soviet崩壊で均衡が崩れたけど、海と陸の二元論が崩れることは無い。新たな大陸勢力が結集される。
4.2。西の枢軸、Moscow、Berlin。Germanyは中欧の代表国。Berlinが中欧統合の象徴。英国は大陸欧州の敵。
英連合王国の中核Britainと他の3王国を対立させ、英国の力を弱めよ。Franceは、過去には海洋大西洋勢力として活動し、Germanyと敵対したけど、France、Germany連合でFranceを大陸勢力に引き入れよ。
USAから脱した欧州帝国に魯国が戦略と政策と資源を授ける。今のGermanyは、経済の巨人、政治の小人。魯国は逆に政治の巨人、経済不具者。両者の相互補完が可能。
Germany中心の欧州帝国とRussia帝国が協力。過去の2国間の戦争の歴史は、大西洋勢力のLobby活動に汚されたもの。大陸勢力の本来の意志の表れにあらず。汚れた歴史を浄化すべき。魯国がKaliningrad地域をGermanyに返還することを勧める。
4.3。Moscow東京枢軸。Chinaは英米勢力の同盟国、日本は本質から反西洋だ。(奇妙な誤解)
続き。日本の価値体系は反進歩、反大西洋だ。魯国とGermanyを対決させ、魯国と日本を対決させたのは大西洋主義者の仕業だ。
太平洋の象徴、日本との関係が重要。日本魯国Germany、それぞれの間の敵意を除去せよ。1980年代に開始した中共版perestroika改革は反魯国、親大西洋だ。
魯国が中共と組み、日本、太平洋を阻害するのは得策にあらず。日本に反米感情があり、魯日反米同盟は可能だ。(誤解妄想だ)
America人George Friedmanは「来るべき対日戦争」を書籍化した。この本の通りだ。(USAは冷戦後の対日経済外交包囲網で日本を潰し、軍事戦争に至らず)
日本には経済力技術力金融力がある。政治上の独立と軍事戦略と資源が無い。それらを魯国が提供、相互補完関係だ。魯日仲介者としてMongoliaが重要。
Mongoliaと日本には仏教の共通性がある。(MongoliaはTibet仏教だけど、日本仏教とはかなり差異があるのでは)
Tibet、内Mongolia仏教勢力の中共からの独立を進めよ。我らの新帝国は西側の三極委員会(米欧日)の逆だ。欧州日本を寝返らせ、魯国を中心にした三極委員会を作る。欧州代表はFranceよりもGermany。Kuril列島は日本に返還されるべき。
4.4。Moscow、Tehran枢軸。Iran と組み、同国の沿岸基地を確保することで、Eurasia勢力は、大西洋勢力のanacondaの輪、海上封鎖戦略を破ることが出来る。
中央Asia旧Soviet地域では、反魯国汎Turkey主義、反魯Wahhab主義とIran原理主義が競合。地政学では、IranがAsiaの中心。Armenia問題は重要。Armenia人はAryan人、Armeniaは基督教国。
Turkeyに犠牲の山羊の役割を押しつける。Kurdsの分離主義Turkey系Armenia人の自治要求を利用してTurkeyを弱める。Arabの中では、Saudiが犠牲の山羊になる。4.5。新帝国は4大帝国の連合。
続き。Germany中心の欧州帝国、日本中心の太平洋帝国、Iran中心の中央Asia帝国、そしてRussia帝国が連合を組む。
印度、Arab、Africa、Chinaは独立地域。非帝国の、普通の国ぐにの主権は制限される。Ukraine、Belarus、Serbia等、Franceも。(核保有する国連常任理事国Franceが非帝国とは暴論)
新帝国の戦略は、民族や人種や宗教利害の上に置かれる。(近代の民族自決原則を否定)
Eurasia勢力は、中南米に介入してUSAの地政学構造を徹底して破壊する。
USA内部で黒人運動を利用して不安定や分離主義を作り出す。Spain系勢力を中南米で復興させる。
第5章、Eurasia帝国内での魯国の運命。
5.1。地政学の魔法。民族の目標。非魯国地域をRussia化することは無い。魯国人は特権を持つ。国民国家を否定する。
5.2。魯国民族主義。民族人口統計学と帝国。魯国の人口動態は弱点だ。の魔法。民族の目標。非魯国地域をRussia化することは良い。魯国人は特権を持つ。
第6章。帝国の軍事側面。6.1.核と大陸間能力の優先性。核兵器、大陸間弾道弾は帝国の統合に必須だ。
6.2。大魯国に必要な軍備とは。1に宇宙兵器。2に核兵器。3に海軍。黒海艦隊やBaltic艦隊は帝国としての魯国には不要。地域大国に必要なものに過ぎず。印度洋、大西洋の制海権を持つことが重要。
4に陸軍、補助の役割で良い。空軍よりも重要度が低い。
第7章、技術と資源。7.1、技術面での赤字。7.2、魯国の資源。
第8章、新帝国の経済側面。8.1、第三の道の経済。魯国の産業再構成は熟成した。金融は地方分権化されるべきだ。
第9章、結論。
第5部、魯国内地政学。第1章、主題と方法。1.1。魯国内地政学は惑星機能に依存する。1.2。国内地政学と軍事原理。