news-postseven.com、17年4月20日、藤沢数希さん、少子化対策の突破口は金持ちの一夫多妻を認めること。
〇jbpress.ismedia.com、21年2月4日、市川蛇蔵さん。少子化問題を解決する一夫多妻、一妻多夫。
〇comemo.nikkei.com、荒川和久さん、婚外子割合を増やす制度や仕組みがあれば出生率が改善されるなんてことは無い。
〇週刊経団連Times、22年5月19日、山田昌弘、中大教授。欧米の少子化対策の特有の社会背景がある。
成年は親から独立させられるから結婚、同棲は経済上の利益。女子差別が無く、仕事で自己実現が可能。恋愛が盛ん。
日本にはこれらが乏しい、子は成年後も親と同居、地方は女子差別、恋愛は重視されず、だから単純な欧米の真似では効果が出ず。
〇財務省財務総合政策研究所報告書、山田昌弘教授。日本で少子化対策はなぜ失敗したのか。
大卒、大都市居住、大企業勤務に偏重した政策が実施された。日本人に特有の価値意識は危険risk回避傾向、世間体重視、世間体が悪い結婚なら回避する。
日本の家族意識では自立志向が弱く、成年後も親と同居する人が多い。女子は仕事で自己実現する意識が弱い。
日本では成人未婚者の約7、8割が親と同居、同棲や結婚は生活水準を下げる。日本は専業主婦志向が強く、仕事よりも消費、趣味領域で自己実現。
2000年以降、男女交際率低下、夫婦間無性行為率上昇。自身の生育環境以上のものを子供に提供するのが不可能なら結婚回避。中高年独身者の居場所作りが必要。
〇bisiness.nikkei.com、定方美緒記者。
赤川学東大教授は、従来の少子化対策は、子どもにかけたい教育費や手間の期待値をさらに上昇させ、逆効果、格差を徹底して拡大させるか、出産を義務化する方が有効、とする。
山田昌弘教授は、これまでの少子化対策が、仕事と子育ての両立支援に偏重した、結婚支援が不足したとする。
若者から中流転落不安を取り除くことが鍵、と。Singapore、香港、台湾では日本以上に女子活躍を進め、日本以上に少子化した。日本やAsiaと欧米では意識がことなる。