Kraus Schwab、COVID19 Great Reset。
世界経済Forum(Davos会議主催者,Globalist)が戦略の一部を明かす。
COVID19 pandemicは不平等化を加速する。
上位者は自宅でremote業務出来る。下位肉体労働者は不可能。
USAで貧困黒人層の患者犠牲者が多い。金融政策による資産価格上昇も、
不平等を拡大する。でもその傾向は反転する。転換の前に騒乱が発生する。
hedge fund投機家が莫大な収益を得る一方で看護職が低給なのは許し難い。
現代は物価安定。ただし住宅、医療、教育は例外。この三つは高騰。
21世紀は国際覇権国不在となる可能性が高い。国際利害の対立や緊張は、
ideologyと無関係に、民族主義や資源獲得競争が原動力になる。
脱global化、地域化の流れ。米中貿易戦争で、USAはCanada、Mexico
との貿易を増やし、ChinaはASEANとの貿易を増やした。
Bill Gates会長は、世界保健機関WHO必要論。COVID19は、米中新型冷戦
への転換点として記憶されるかも。(米中冷戦は以前から本格化、管見では
中共による国際投資銀行AIIB設立あたりが指標)
中共は、Sovietの様なideology押しつけをやらず。Chinaは 5000年の歴史を誇る。
量子力学の世界観では、どの国の世界観が正しい、あるいは誤り、
なんてことは無い。
(China中華思想は、自然科学ならNewton以前の天動説、批判されるべきだ。
諸民族の共存共栄、相対化思想が重要。
著者は中共への見方が甘い。中共は、日本に対しては歴史ideology押しつけ
をやるけど、理念乏しい自己中利己主義)
USAもChinaも、自国を過大評価し、他国を過小評価する。歴史学者
Niall Ferguson博士は、米中ともに勝たず、勝者無し説。
大国は非効率だ。Singapore、Iceland、南Korea、Israelの様な小規模
国の方がpandemic対応をうまくやる。
熱帯雨林破壊、熱帯生態系破壊がvirus拡散をもたらす、説。農地化による
森林破壊が原因の5割強。
動物と人類の境界を壊し、動物の病を人類に感染させる。
大気汚染が新型肺炎による死者を増加させる。
電機、ITを動かすのに必要な電気を生産する際に排出されるCO2と、
地球全体の航空産業のCO2排出がほぼ同じ。
続き。
Schwab教授は、会社は、長期の成長と繁栄のために、株主のみならず、
全ての利害関係者に奉仕せねばならず、とした。
中世欧州では、猶太が殆どいつも疫病の際に責任転嫁の対象にされた。
猶太人は迫害を逃れてPoland、Russiaに移住。中世黒死病は教会退潮、
絶対国家の興隆をもたらした。
黒死病が封建主義を終らせ、啓蒙主義をもたらした。
COVID19は黒鳥(black swan、予測不能)現象であるよりも、白鳥だ。
pandemic感染症蔓延はGates氏らにより事前に警告された。
(陰謀論ではGates氏らを計画者とする)
Asia諸国はSARSの経験があるから素早く対処した。でも西洋諸国は準備
不足。
black swan現象は今後起きる。(不気味な脅し?)
線型で予測可能なNewton後物理学から量子の世界、複雑性へ。不確実。
pandemicが労働の機械化自動化を加速する。労働市場は二極化する。
高賃金労働と、消滅した、あるいは低賃金で詰らぬ仕事に。
世界の指導者たちは、市民たちと地球の良きあり方に焦点と優先度を
置くことを求められる。
政策作成者たちが、経済繁栄の指標として、過度にGDPに依存したことが、
現在の、自然資源社会資源の減少枯渇をもたらした。
GDPや一人あたりGDPは、個人の生活の質の指標として役立たずになり
つつある。来たるべき数年間、高収入諸国は、bubble崩壊後の日本と似た
状況に直面するかも。
人民元の変動相場化は、予測可能な将来に実現することは無い。
pandemic後は、大衆福祉、再分配が導入される。(習政権の共同富裕論、
岸田政権の新資本主義は指導通りか)
COVID 19が新自由主義に死亡宣告する。新自由主義は、統合よりも競争を
好み、政府による介入よりも破壊して創ることを好み、社会福祉よりも経済
成長を好みとした。市場物神化。
最も熱心に新自由主義を取り入れた英米がpandemicで大打撃を受けたのは
偶然にあらず。