Mark Weine著「基督は黒人だ」基督教徒は、Jesusを、盲目に白人だと見做す。
主流の基督教世界は、Jesusを、長髪で青眼のAryanと想定した。
他人を裁くな、さもなくば、汝も裁かれる、は著者の人生哲学。人種差別は精神の病であるのかも。
簡単に切換可能なswitchではあるまい。基督教は、Jesusなる人の全てや、Jesusが弟子たちに教授したこととは別のものだ。
Jesusも、本来Greeceの言葉で、不適切だ。本来のHebrewの発音はYeshua、と推定される。
基督教と人種差別は相互依存。基督教が広まるにつれて、人種差別も拡散した。
著者は白人男子。短期の軍務経験。天地創造信者、基督教徒。銃保持賛成、中絶反対。愛国者。
南部生れ。Libertarian。人道主義を信ぜず。工科大出身。高校卒業後、Hebrew語を学ぶためにIsrael留学。
Egypt、Jordanを旅行し、China、Koreaで英語教師を約2年間した。著者の祖先は恐らくUSA建国以前に移住した。
Jesusの膚は、中東人の褐色、とするのがありふれた回答。Abrahamの子Issac、その子JacobはIsraelに改名。
それがIsrael 12支族を生む。IsraelはJosephをひいきにした。弟が奴隷にされ、Egyptに追放された。初の猶太人奴隷。
古代Egypt人は、自らが白人たることを誇りにした。猶太人はEgyptで繁栄したけど、Pharaohに奴隷化された。
黒人と猶太人は混血したと見られる。聖書の中にはSolomon王と黒人女子の愛の歌の一節がある。
Jesusは、聖書ではDavid王の直系子孫とされ、DavidはSolomonの父。
Solomon王には九百人以上の妻が居たけど、名指しされたのはNaamahだけ。Naamahは黒人。
JesusはNaamahの血を引く。聖書は黒人奴隷を肯定した、と信ずる人が居るけど、それは聖書の解釈として全く誤り。
Israelの黒人が白人を奴隷にした例も過去には存在したと見られる。
「基督は黒人だ」続き。
Noahの3人の子、Shem、Ham、Japeth。ShemはSemite(セム族)のの祖。
聖書で黄金や象牙や猿の産地とされるOphirの地はAfrica だ。一説にはZimbabwe。
Shemの子の一人がOphir。Semiteは黒人。Ophirの父EderはHebrewの祖。
Hebrewも黒人。でも黒人はHamの子孫だとの俗説がはびこる。Abraham、Israel、Moses、David王、Solomon王、預言者たち、Jesus、皆Hebrewpatriotであることとnationalistであることは正反対。
著者はAmerica人、Israel人、Palestine人のためにpatriotだと自任。人種差別は癌と同じだ。
TV伝道者のPat Robertson師は、31万6千人が死亡したHaiti大地震を、神の同国への恩寵の不足の故だとした。Jesusは猶太人、猶太はJudahの子孫。
猶太はSamaritanと敵対。不幸が無垢な人びとに降りかかるのは、彼らへの試煉だとする俗説に対して、著者は、試煉が課されるのは不幸を受けた周囲の人に対してだ、不幸な人びとのために行動するかどうかだ、とする。
陰謀は醜い語だ。でも本物の陰謀は存在する。hiphopは黒人若者の精神を傷つけ、黒人の家族構造を壊すためのものだ。
映画Malcolm Xの台詞も、USAの黒人共同体を毒する謀略。聖書は異人や異邦人を虐めるな、自国人と同様に遇せと、くり返し説く。
人種差別は聖書の思想では罪であるのに、白人基督教会は、それを無視した。基督教徒は基督の敵。
愛国市民は知恵で、自分の国に健全なことを選ぶ。nationalistは、指導者に感情を煽られて選択する。真実は無関係。(nationalistは無知で愚かだ、は偏見)
良き指導者は、人民に、指導者など不要と確信させる。良き指導者はvirusみたいなもの。人民の精神や魂に感染する。
Mahatma Gandhiは、印度人やChineseに対する差別に反対したけど、Africa黒人を差別蔑視した。このことは余り知られず。
Bill Nye博士に学ばされたこと。人類が複数の部族に分れることがあるにしても、人種の区別は無い。人類は一つの生物種だ。