石平著「結論！朝鮮半島に関わってはいけない」
飛鳥新社、18年5月。
Korea民族は内紛と、周辺国巻き込みが好き。
最初のKorea民族国家は高句麗。
China、Koreaでは官僚が知識人であり、近代西洋
の様な自由知識人が生れず。
高句麗は、自国の弱点を敵(唐帝国)に知らせる
裏切り者のお蔭で滅びた。
第二回元寇は、高麗王が元(Mongol)への忠誠を示す
ために提案、実行された。
李氏朝鮮は、秀吉による侵攻に関して情報収集を
試みたものの、党派の論理を優先させ、侵攻無し、
の誤れる判断をした。
李氏朝鮮は、仏教を排斥し、徹底した儒教化、
朱子学化を進めた。
清代、Chinaが異民族支配に屈したので、Koreaこそが
「中国」だとの妄想が生じた。
(管見では「中国」の思想は民族を超えたもので、
清朝支配者が異民族出身、だけなら問題にならず。
辮髪押し付けみたいな変なことをしたのが問題)
欧州や日本では権威と権力の分離が成立したけど、
儒教体制China、Koreaでは権威権力が分れず、
一元化構造、独裁。
一元化構造での官僚腐敗は近代化、産業化阻害要因。
儒教は賄賂社会。
地方官は地元の商人金持ちから収奪した。上納金強要
や、権力濫用で商人を無実の罪に陥れた。
儒教社会は民間資本家bourgeoisieを育成せず。民間
資本蓄積を許さず。
Koreaは、西洋をも蔑視する中華思想。開国した
日本明治政府を蔑視、日本人と関係したKoreanは死刑、
の布告すら出された。それが征韓論の一因。
閔妃は、嫉妬心から暴政、敵一派を粛清、開化開国
への急転換、呪術への浪費、搾取徴税強化。
Koreanは、自派のためには、外国勢力と通ずること
も辞さず、の習性がある。
著者は、Park前大統領の媚中売国は、閔妃と類似
すると見る。
閔妃派、事大党親清勢力は、金玉均らの親日独立党を破る。
福澤諭吉も独立党に期待したけど、負けて脱亜論へ。
続き。
第二次大戦後のKorea分断は、USA、Sovietのみならず、
Koreanにも大きな責任がある。
北Korea、Kim，ilsung主席は政権樹立の段階から、
戦争、南進による半島統一を構想した。
一方、南Korea初代大統領Rhee，syngmanは北進
統一を構想した。朝鮮戦争は起こるべくして起きた。
古代Koreaで、百済や新羅が、高句麗打倒のために、
隋に軍事行動を要請したのは、世界史上の奇観だ。
Korea民族の特異性を示す。でも隋の高句麗攻めは
結果として失敗した。
隋滅亡後、唐朝に対して新羅は衣服や年号を合せて
誠意を示し、唐からの協力を得て高句麗を滅ぼした。
渋る皇帝の代りに、則天武后が、新羅の要請に応じ、
百済攻めを決断したらしい。
百済滅亡後、唐新羅連合は高句麗を攻めたけど、
一旦は撃退された。
しかしその後高句麗で兄弟喧嘩内紛発生、不利な
側が唐に屈服しつつ、唐による高句麗攻めを要請、
高句麗は滅亡した。
百済は、大陸伝来の文化を日本に伝授しつつ、日本
(大和)から軍事援助を引き出した。
百済滅亡直後、大和は豊障王子帰還支援を兼ねて、
白村江の戦で百済復興を試み、敗北。
百済側が内紛で、ほぼ大和単独で唐新羅連合軍に
対決させられ惨敗。Koreaは外患誘致常習。
20世紀のKorea戦争は世界史上稀に見る無駄なもの。
米軍(国連軍)が38度線まで押し戻した段階で停戦し
て置けば、無駄は避けられた。
Trumanの戦略も当初はそれ。南Korea、Rhee，
Syngmanは、国連軍到着直後、38度線越え、北進
統一を要求。
著者は、これほど厚かましい一国の指導者を見た
ことが無い、と評す。
Rheeは38度線越えを先導。南Korea軍は、MacArthur、
Rheeからそれぞれことなる命令を受け、
苦悩した。
本当は、Rheeは作戦指揮権を国連軍MacArthur
に委ねたのに、勝手な行動をした。
南Korea軍38度線越えが、中共「義勇軍」介入を招く。
Rheeは戦後東Asiaの最大の戦争犯罪者と著者は認定。
