更科功著「絶滅の人類史」NHK新書。
Africaで乾燥化が進み、森林が減少、力が弱くて木登りが下手な、人類の祖先は、類人猿に負けて森林から追放され、疎林や草原に移動。
大半が死滅、ごく一部が生き延びた。人類の祖先は25種以上存在した。人類とchimpanzeeは約700年前に分れた。
約250万年前に人類の脳が大きくなり始めた。人類の2大特徴は、直立二足歩行と犬歯縮小。
直立二足歩行の最大の欠点は、短距離走が苦手なこと。人類では雄同士の闘争が穏やかになり、犬歯、牙が縮小した。
類人猿は多夫多妻、乱婚や一夫多妻で、雄同士が闘争する。人類は発情期が無く、いつでも生殖交合可能で一夫一妻化。
chimpanzeeの主食は果実。人類はAfrica乾燥化で森林を追放され、疎林に移動させられたので主食を変更。
人類の直立二足歩行は食物を手で持ちながら運ぶため、の仮説が有力。
人類とchimpanzeeの共通祖先は、道具を使用し、食物を分配した。猿は足で木の枝をつかむことが出来る。人類は不可能。
Australopithecusは、草原で草食動物を食用にした。草原生活は、森林生活に比べて肉食獣の餌食になる恐れが強くなり、対策として多産化した。
chimpanzeeの出産間隔は5年から7年。授乳期間が長い。人類は年子翌年出産可能。
類人猿は母親だけが子育てする。人類は母親以外も子育てする。原始人は、石器を動物の死骸解体に使用したらしい。
石器を使用し始めた後に脳が大型化した。肉食が脳を大型化させた。肉の栄養が脳のenergy消費を可能にした。
人類が長足化した。直立二足歩行は短距離走に不利でも、長距離走に向く。energy効率が良い。
肉は植物よりも消化されやすい。肉食により腸が短くなり、脳が大型化した。