▼佐藤優著「情報読解の私塾赤版」徳間書店。19年2月。
17年1月、Trump政権成立で、国際政治は大きく変化し、帝国主義化した。
相手国の立場を考慮せずに、強引な手法で自国の権益を拡大する。
現在は核兵器の御蔭で世界戦争が不可能、その意味では新帝国主義と呼び得る。
代理戦争はあり得る。今の状況を各国首脳の権力慾に還元して説明するのは誤り。
国際政治の流動化の激しさ、迅速な対応を必要とする状況の故の権力集中化だ。
政党partyは、部分partを代表する組織。日本の野党は、この点で弱い。
(部分の利益団体との結びつきが弱い)
現在の危機は、民主主義の危機であるよりも自由主義の危機だ。
代理制民主主義の下でも、国際情勢により権力集中化、不自由化が進む。
続き。
2017年都議会選挙の真の勝者は、都民1stよりも公明党だ。
Sovietは旅券に、国籍と民族籍とを記載させた。
著者は蓮舫元代表の二重国籍問題への追及に嫌なものを感じた。
加計問題は、法律上の問題が無いのに、感情で政治家を追及する。
嘗ての鈴木宗男問題に似る。
森友問題は、罪務省側に背任罪の可能性がある。著者も嘗て背任罪でやられた。
杉山晋輔外務次官は、義理も人情も欠き、恥をかく「サンカク」官僚の横綱、代表だ。
斉木元次官は、人格、識見、能力、品性のどれも優れるのに、後任が杉山氏とは。
杉山氏は、著者を宗男事件に連座させ、著者を職業作家にした。この恩をいつか返す。
杉山外務次官は、岸田元外相に、北方領土交渉に関する正確な情報を提供せず。
SF講和条約時、日本の米軍基地は本土9割、沖縄1割。1972年、沖縄施政権返還時、
本土4割、沖縄6割。2019年に、本土3割、沖縄7割、明かな沖縄差別だ。
鶴保庸介沖縄北方相が、反対運動に絡めて、予算削減に言及したことに、著者は激怒。
大阪から沖縄に派遣された機動隊員が、抗議に対して土人、
と暴言を投げた問題に対して、著者は松井一郎大阪知事に手紙で抗議。
日本の最高裁は、政治裁判所だ。2016年12月の沖縄県敗訴でも、そのことが示された。
2016年12月のOsprey機墜落事故でのUSAは占領者意識丸出し。
でも日本の政治家、世論は無関心。
MXTV、news女子は、2017年1月に、沖縄hate番組を放送した。
番組司会者長谷川幸洋さん、元東京新聞論説副主幹は、組織人にあるまじき、
規格外のuniqueな人の様だ。
著者は長谷川氏に、紙上公開討論を呼びかけ。
日本は偏差値競争重視教育の生活習慣病により弱化した。
(戦前日本も、東條英機らの試験秀才が必要以上の地位につき、国を滅ぼした)
著者は、Ghozn元日産会長逮捕で、日本検察の容疑者処遇を批判。
Korea戦争終結、USA軍がKoreaから撤退、南北Korea関係改善、KoreaはChinaに接近、
日本は対抗してRussiaに接近、の流れを著者は想定。
(安倍政権時の対応を見ても、Russia側が受け入れる可能性は小さいのでは)
北Koreaが大陸間弾道弾ICBM保有に成功すれば、
USAは日本や南Koreaを助ける余裕が無くなる、とのUSA有力者、
WSJ紙Baker編集局長の説を紹介。
著者は北Korea問題に関する田中均、元外交官の説を批判。China、Russiaを巻き込め、
とは無意味、北が相手にするのはUSAだけ、と。
佐藤優さん、文化放送8月20日。
USAは見たいものだけ見る価値観外交よりも、現実主義にするべき。
旧Sovietは国家と国際共産主義Cominternを形式上分けた。
Soviet国家としては、共産主義を外国に拡大することをせず。
回教勢力もそれと同様のやり方。
Afghanistanや各国と別に、Islamic stateが世界同時Islam化革命をやる。
それを阻止せよ。USA軍はAfghan再駐留に追込まれる恐れ大。
公安調査庁、国際terrorism便覧。請求すれば入手可能。
9月2日、自民党総選挙で260議席程度取れる。野党が弱い。
Talibanは、Islamic stateと妥協。ISは反Taliban活動せず。
TalibanはISがAfghanの外でIslam革命運動やるのを容認。
17日、北Korea、missile発射はUSAと交渉に持ち込むため。次は核実験。
総裁選、決戦投票対策で野田氏を出馬させた。二階氏が影響力行使。
河野総裁なら菅副総裁、もしかしたら菅官房長官。安倍氏は、河野氏以外なら誰でも良い。
岸田政権なら神奈川連合(河野小泉菅)は干される。政界再編。自民党分裂無くも無い。
河野政権なら、さらなる大混乱。菅氏訪米の3日の留守に陰謀がなされた。
菅氏が解散総選挙をして、無能の若手議員を淘汰することが望まれたけど。