文藝春秋special、14年夏、米中韓包囲網。
冷戦後、USAはChina、Koreaを巻き込み、対日包囲網を敷き、
日本の産業力を二流に叩き落とした。
日本の右派、所謂保守派は、この戦略になすすべ無くやられた。
あるいは親米幻想の故に戦略を認識することすら出来ず?
ただ、USAは状況に応じて戦略を変更。
今は対中新冷戦、対中包囲網に転換。
China、Koreaに関しては、古来の中華思想、小中華思想があり、
状況が変化しても反日を改めることは無い。
日本がいくら戦争問題を謝罪しても態度を改めず。
China、南Koreaとの友好は、Soviet包囲網時代にのみ通用したこととして見切るべきだ。
でも、題名に即した論述をする人は乏しい。
内田樹さん、国家は、痩せ我慢無しに成り立たず、の福澤諭吉のnationalism論に同意。
(自分は福澤が、勝海舟の無血開城には瘠せ我慢が不足したと批判したのは無理筋と感ずる。
内田氏の福澤解釈は不可解)
濱崎洋介さん、戦後日本は福田恒存が指摘した通り、偽善と感情の国だ。
たかが人間の作文たる憲法を、
宗教の御宣託の如くに信仰。
(自分は福田恒存を余り評価せず。聖書を持たざる日本は、
明治以降、代用品を持つことを試みた。明治憲法や教育勅語はその様なものとして作られた。
それらは戦後も有効有用だ、とするのが右派復古派、戦後憲法を新聖書とし、
旧憲法や教育勅語は無効だとするのが左派)
戦後50年村山談話は、外交問題に心情を持ち出す罪を犯した。
RussiaによるCrimea併合でのObama政権の無為無策は殆ど信じ難い。USAも頼りにならず。
宮崎哲弥さん、日本のnationalismは概ね健全。場面により不足するところもある。
nationalismは近代国家に不可欠な、
政治秩序や統治機構を維持するための精神面のinfrastructureだ。
nationalism、realism、Liberalismの共存は可能、が現代政治哲学の常識。
隣国の半島の反日nationalismは、近代nationalismとことなる。
続き。
古田博司教授。南Koreaは、この10年で近代化に失敗。
2004年、Roh元大統領自殺の処理は、法治国家にあるまじきもの。
Korea半島には、地政学上、近代国家成立を阻む弱点がある。外敵からの防御が弱い。
歴代の王も大統領も主席も、大国が侵攻したら逃げた。
Koreaの為政者は無力無責任、高圧主義。民は無防備で楽天主義。
Koreaは李氏時代の、東洋の専制に退行する恐れ。分業が不得意な社会。
中小企業が育たず。信頼生れず。契約も約束も守られず。日本は極東であるよりも極西。
東洋型専制を共有せず。儒教は公よりも血縁を優先させる。半島統一はChinaには困る。
日本はChinaとKoreaの間に葛藤を起こさせよ。北Koreaに加勢する手もあり。
China、南北Koreaの三者は仲が悪い。一本化不可能。
南Koreaが65年基本条約破棄なら、それで良い。嘗て放棄した資産を接収、取り戻す。
USAは南Koreaを捨てて、日本を緩衝地帯にすれば良い。日本はAsia主義幻想を捨てよ。
竹嶋渉さん、日韓友好は、実現不可能なものとして速やかに諦める。
南Koreaの反日言説に対して徹底して反論し、それを世界に向けて発信する。
日韓交流文化基金の様な天下り機構を廃止して、反駁活動を支援すべき。
富坂聰さん、12年9月、習氏は、訪中したUSA国防長官に対して、日本に軍国主義が復活、
と述べた。
(相手を説得する見込みが無くても、平然と大嘘をつくのがあちらの流儀)
岡本隆司京都府大准教授、中華思想はChinaの土俗の自己愛。
与那覇潤さん、現在の状況は、東Asiaでの冷戦終了。(いや対中新冷戦だ)
明治維新以来の日本近代の終了。江戸時代の終了。(管見では、徳川時代以来の官僚制の終了)
日本とChinaの国民感情の衝突を回避させた三条件が消失。
参考書、福嶋亮大著「復興文化論」日本のnationalismは、Chinaの士大夫意識のcopyだ。