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伊租甫の忍者blog2号

明治以来の占領教育から転換して鎖国化と民主化を進めるべきと愚考

和田秀樹著「東大の大罪」朝日新書。
国の命運を有利に導くためにはeliteを育成せねばならず。
でも現状の東大はelite育成所として問題が多過ぎる。
(管見では、Eliteの時代は終了、としたい)
東大もゆとり教育に合せて入試を易しくした。で、
学生の質が落ちた。
現在必要な人材は、高度成長期とはことなる。嘗ての
問題解決型、catch  up型、目標達成する人よりも、問題発見型。
なのに東大はそれに対応せず、むしろ逆行。入学後
の教育もお粗末、問題発見型を育成せず。
東大は国際rankingsを上げるために媚中策、Chinese
留学生支援、9月入学検討。外国人学者引き抜きで
論文被引用数を増やす。
そんなことよりも、国内elite育成が重要だと著者は嘆息。

外国による企業格付けに引き摺られて、国内企業が
日本式経営を捨てて、凋落したのと同様の道を、
日本の大学も進みつつある。
共通一次試験(1979年から1989年)で私大文系受験
者は始めから数学を捨てる様になり、質が低下した。
付属校からの進学やAO入試も私大学生の学力を下げ
た。今の日本は国策としてelite教育をするべきだ。
(管見では疑問)
eliteには定説や常識を懐疑する力が必要。著者の定義
では、eliteは愛国者でもある。
著者は学歴社会に一理あるとしつつ、今の拝金主義
に比べれば学歴主義の方がましだとする。
お金第一の世の中は、世襲による格差拡大の害が大
きい。1999年税制改革、所得税引き下げ、金持ち優遇
を著者は失敗だとし、それを東大、東大教授の罪とする。
伊藤元重教授、吉川洋教授は経済失敗戦犯だ。世界で
は周回遅れ化した新自由主義経済理論が、日本では
政府審議会を通じて政策化され続ける。
日本の経済政策は欧米に比べて試行錯誤が無く、硬直
化したものだ。そんなことになるのは、日本の大学の
人事制度が一因、と。
▼続き。
日本は経済政策のみならず、外交も駄目。南Korea
による竹島簒奪、Rhee,Syngmanの暴挙に無為無策。
USAは竹島問題で対日安保発動させず。この例から
して、尖閣問題で米軍が主導するか怪しい。
東京裁判を明確に否定する覚悟が無いのに靖国神社
に参拝する日本の右派政治家は筋が通らず。
国内で強くを演じても、外国に対して沈黙するので
は、外交敗戦が続くだけ。


eliteは一番を目指すべき。二番では駄目。今の日本社会の
負け癖は問題。
東大教育学部は、目障りな東京教育大を潰した後、
文部省、文科省のゆとり教育を支援した。

東大の教育学者は、ゆとり教育が本場USAで失敗
したことを知らずに、日本に適用した。

民主党前政権が簡単に潰れたのは、学者brainが
大衆迎合したことも一因。

東大教授の多くは審議会員になりたい病。国内
原子力村を支配した東大閥の罪は大きい。
ゆとり教育の御蔭で、日本は台湾や南Koreaの後塵を
拝したけど、そのことの責任を取る教育学者は存在せず。
elite養成機関たる東大では、お金が好きな人が
軽蔑される風潮が必要だ。(暴論だ)

野口英世は有名人だけど、大半の業績は海外でのもの、
北里柴三郎の方が、国益に貢献した。
日本の大学の、教授に人事権を持たせる仕組みは、
教授の質を下げる駄目なもの。
球団人事を現役選手に決めさせるみたいなもの。
意識してか無意識でか、自分よりも劣る人を選び、
自己保身する。
教授の定年制廃止、3年から5年の任期制にし、
年俸を三倍程度増やす。
大学は専門ばか育成から転換すべき。孫氏でも
三木谷氏でも柳井氏でも、事業で成功した人は、


一千億円程度の資金を投じて、日本一の大学、
elite育成校を創設してくれ。
宮沢政権を最後に、東大法学部卒業者が総理に
就くことが無く、それが日本の没落を加速させた。


(大蔵、財務省の経済失政の罪を見れば、
東大法学部の罪は大きい)
今はeliteによる政治が必要な時代。(管見では疑問)
鳩山由紀夫元総理は東大卒でも戦後新制、工学部。
新制東大はやはり帝大に比べて劣る。旧制高校を
含む旧学制の方がelite養成の点で、戦後よりも優れる。
戦後学制改革は日本の学力を下げるための、
戦勝国の陰謀かも。


(軍部の学力主義が、作戦硬直化、東条英機らの現実無死の暴走、
敗戦の一員と見られるけど、著者はそれを無視)
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