戦後日本農政は、票田の米作農家対策として米自給率だけ維持、他は自給率暴落。戦後日本給食で米使用を禁止、小麦押し売りしたUSAは、今は日本に米を押し売りしたい。
日本はそこで妥協して、米輸入規制緩和、その代りに他の作物の自給率を上げ、全体の自給率を回復させる方針に転換しても良いのでは。
大豆は重要作物なのに、自給率が低すぎ。日本の米農家の多くが高齢零細兼業なのは、社会保障が農民庶民に対して貧弱だから。
年金の足しの米作。構造改革は、農業生産性上げろ、売れる農業、輸出増加、に方針転換、零細農家を廃業に追込むけど、代替の社会保障は無し。
農業改革は高齢労働者対策や社会保障改革と連動させるべき。
Trump氏の日米貿易摩擦批判は、中共やKoreaの対日歴史攻撃並みに滅茶苦茶。相手を幻惑させるための、意図しての暴言かも。
自動車輸入規制緩和の様な直接の対策は恐らく不要。対中包囲網強化、対中新冷戦強化の大方針にうまく協力するのが良い。
80年代の日米貿易摩擦問題では、日本はUSAの保護貿易に反対、自由貿易幻想を持たされた。それが冷戦後の日本経済衰退の遠因。
今のUSAの最大の貿易赤字相手はChina。その状況での対日貿易赤字批判は何を意味するか、裏を読むべき。
工業力で有利な国が過剰輸出して相手国の産業を空洞化させることが自由貿易。英帝国主義が印度人力織物業を破壊したのが古典例。
現在は中共による過剰輸出の問題。日本は対中幻想を捨て、対中保護貿易で国内産業を建て直すべき。左翼は、globalismによる国内産業空洞化を黙認するけど、大企業に敵意を持ち、内部留保税等の政策を掲げ、矛盾。
企業の内部留保の多くは、外国での儲け。その国に規制されて持ち出し禁止、その国に再投資するしか無い。内部留保を減らすなら、国内生産回帰で元を断つ。自由貿易がwin-winだとは嘘。