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伊租甫の忍者blog2号

George FriedmanのUkraine戦争、Russia再分裂予測は的中するか。

G.Friedman著「100年予測」早川書房、09年十月。
地政学により、二十一世紀の国際覇権闘争を大胆に予測。
地政学Geopoliticsの弱点は、神学Theologyの不足。
著者は、東洋文明の動向に関して見当外れの予測をする。
著者はUSAが回教Islamに仕掛けた対Terror「戦争」に関して、
回教勢力分断に成功したので、勝敗は小さな問題だとする。
Iraq戦争でUSAの統治が混乱、破綻したのも
小さな問題、と。
著者は、USAが、Islam勢力によるCalif
制再興の野望を打破することに成功した、と見た。
USA攻撃を主目標とするAl Qaedaとは別の回教勢力が、
Iraq旧政権残党を中核にして、Islamic Stateとして、
Calif制再興を主張。
著者は、西洋近代金融の矛盾の問題を無視。
官憲では、Islam金融の方が、利子の矛盾を持つ西洋近代金融に
比べて将来性、有利な点がある。
Islam勢力は、地政学上有利なTurkey(トルコ)
を、地域(西Asia)代表として押し立てる、と著者は予測。

▼20世紀後半冷戦期には、国際社会が二極化した。
二十一世紀には四極国際社会になる、が著者の見方。
南北America代表がUSA、東Asia代表が日本。
西Asia代表がTurkey(トルコ)欧州代表が
Polandになる、と。管見ではかなり無理筋。
官憲では、どんな政治権力者でも、地理条件に制約される、
権力者であれ、人の取り得る行動は制約される、それが地政学
の前提。
著者は、地政学上、日本の方がChinaよりも有利、21世紀
も、二十世紀に引き続き、日本が東Asia代表になる、と
見るけれど、日本政治力の弱さに照らして、疑問。
Russiaに対して、西洋諸国は、Soviet
崩壊後も攻撃を続けた。
二千四年から五年にかけて、旧Sovietの一角
Ukraineで西洋寄り政権を樹立させるOrange革命を達成した。
Russiaが策略でそれを逆転、政権再交代させたのは、
著者の読み通り。
しかし西洋が再革命を試みてRussiaに再逆襲され、
Ukraineを国家分裂状態に陥らせたのは予想外?
著者の予想ではRussiaはUkraineのみならずBelarusをも
再び傘下に収めBaltic三国回収にも動き、第二次冷戦に持込む。
でも、RussiaのSoviet再興策は実力不相応の無理な
ことだから、Russiaは再敗北、連邦分裂に追込まれる。
最近の展開は、Russiaの代りに、中国が第二次冷戦
を実現させつつある。


▲ Polandを中核にした、旧Soviet衛星諸国は、
RussiaのSoviet復興作戦に対抗して、
親米連合を結成すると著者は予想。
Germany(ドイツ)が欧州主要国の地位を保つ
のは困難、との見立ては妥当な感じ。
USAは、Soviet潰しに成功した後、日本の産業、工業を、
疑似社会主義勢力として主要敵に定め、叩きのめした。
著者の要約では、日本の産業体制の弱点は、銀行主導
金融にある。銀行金融は、株式金融に比べて、企業を
適切に選別する機能が弱く、駄目企業を甘やかし、
不良債権を生じさせた。
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