G.Friedman「100年予測」続き。
Chinaの産業体制は、日本にもまして、銀行の乱脈融資、
不良債権の矛盾がある。
またChinaは地政学で見て、国際覇権に到達するには不利
な国土である。だからChinaが国際覇権を奪取することは
無いし、日本を蹴落として東Asia地域覇権国になる
ことも無い、が著者の見解。
著者は、自説が少数意見であることを認める。
やはりChina過小評価。China対策が甘い。
Chinaは外国資本に翻弄されて、中央政府が混乱、地方
権力者たちによる闘争状況に移行する、と予想するけど、
楽観論。
China混乱を見て、日本は再軍国化し、他のChina周辺国
と利権漁りに参加するとの予想。
著者の分析では、USA社会には、50年の歴史周期が見られる。
現在はReagan政権以来の、減税で企業活動
や投資活動を促進する状況。
これが2030年頃に終焉する。第二次大戦後のBaby boomer
世代が労働から引退し、人手不足の状況が生ずる。
それに対処するために、移民受入れ増大政策が導入される、
と著者は予測。政府が管理した上での移民受入れ。
1980年代Reagan流政策の、政府規制緩和とは
逆に、政府規制強化。
USAは他国との移民獲得競争を有利に進め、好景気を達成
するとの楽観論。
人類全体の人口爆発問題は、二十一世紀半ばに解消する、と
著者はこの点でも楽観。
21世紀前半のRussia分裂、China混乱に乗じて、
日本、Turkey(トルコ)とPolandが勢力を拡大させ、
二十一世紀半ばの世界大戦になる、と著者は予測。
技術の発達により、二十世紀型の、一般市民を巻込む総力戦は
無くなり、再び軍人と一般人の区別が明確になる。
戦争が二十一世紀型に進化する。
宇宙stationが軍事要塞に発達する。
宇宙から地上を攻撃する兵器が開発される。
地上では、無人超音速爆撃機が開発される。
軍事面で断然不利な日本は、Tuekeyと連携しつつ、
USA有利の状況を崩すために、百年前(真珠湾)と同様に
奇襲攻撃を仕掛ける。
著者は奇襲が日本の性癖だと決めつけるらしい。
21世紀日本は月面開発を進め、秘密基地を建設。
そこからUSA宇宙要塞を奇襲攻撃。
二十一世紀には、二十世紀型、石油燃料型兵器の代りに、
電動兵器が主流になる。
そして二十一世紀世界大戦に、宇宙発電実用化を間に合せた
ことが、USA勝利の決め手になる。
21世紀世界大戦では、二十世紀型大戦の様な巨大な破壊
は無くなる。犠牲者数は、二十世紀第二次大戦に比べて
千分の一になる。
戦後USAは、宇宙発電を独占しつつ、民生に普及させ、
強固な国際支配を展開する。
二十一世紀にも、軍事や戦争が、技術発達の重要な推進力になる。
西暦2060年頃にはRobot技術が発達して、移民労働力
が陳腐化、移民過剰の問題がUSAでも発生する。
USAは失業問題や、Mexicoとの緊張激化に直面する。
Mexicoは国力強化で、19世紀半ばにUSAに簒奪された
北部領土を奪回する目標を、漸く視野に入れる。
19世紀USAは、今の中共が西部に勢力拡大させる手口と同様、
強引に国境線を変更し、移民大量投入するやり方でMexico侵掠した。
北米大陸は、大西洋と太平洋の両方に面し、地政学上最も有利な場所、
そこを支配するのはUSAか、それともMexicoかが22世紀
に向けての最大の問題になる。