石原、中曽根著「永遠なれ日本」続き。
中曽根、石原流の、USAとの距離の取り方に不賛成。中曽根外交4原則。1、自分の力以上のことをするな。
2、gambleをするな。3、内政と外交を混同するな。4、世界正統の潮流に乗れ。対米協調が潮流に乗ることだ。(管見では21世紀は、潮流、勝ち馬よりも地政学が重要になる)
石原、戦争中の日本は今の北Koreaよりもたちの悪い国。教育勅語は、当り前のことを古い言葉で並べたてただけ。
Fujimori元Peru大統領は、NAFTAに対抗する南米経済圏を目指し、USAに潰された。
Davos会議で、IMF国際通貨基金はUSAの利益のための組織だと批判したことがある。
中曽根、日本の外務省は、占領政策時代に生れた、MacArthur司令部に対する終戦連絡事務局の延長線上で生きてきた。それをどう改めるか。
石原、1983年、Sovietに撃墜されたKorean航空機は、USAの指示を受けてspy活動したのでは?特殊な暗号で交信。
中曽根、spy説は信じられず。USAは契約国家、人工国家。日本の役所では国益と戦略の認識が不十分だ。
内閣総理大臣直属の、少数eliteを集めた戦略専門部局を作る必要がある。
日本の法制局が、総理大臣よりも事実上強い解釈権を持つのは、MacArthur統治の名残り。
それを改めるために法制局を超える権威を持つ機関を作れ。それが本格諜報機関の前提。集団自衛権行使のための国家安全保障基本法を作れ。
石原、日本は島国だけど、日本人は海洋民にあらず、山猿だ。受動性の民。他国との摩擦を想定して戦略を構想することが出来ず。
Bush子政権成立で、USAとChinaの間に新冷戦構造が生れた。原子力空母は核発電所と同じ。入港拒否する必要無い。
中曽根、日本の外務省は、日本の民族性を代表。大声を出して怒鳴ることを知らず。Chinaは普通の民主主義国に近づく。(外した)
21世紀は砲艦外交から電子兵器戦争に移行。
石原、近未来の中共が軍備増強路線を歩むことは明か。江沢民元主席が、台湾人と漢人は同じ民族だから、台湾を併合するしたのに対して、Austriaを同一民族として併合したHitlerと同じだと反論して怒らせた。
中曽根、中共と台湾の問題に関して、中曽根5原則。1、日本は中共の主張を尊重する。2、武力を排し、平和裡に統一する。3、台湾は独立宣言や国連加盟するな。4、両岸政治。5、中台3通、通商通信通航。
石原、Chinaは世界で唯一残存する帝国だ。義務教育は小学校だけで良い。価値観や生き様は、理窟よりも物語で教育せよ。GHQがそれを止めさせた。日本人の精神を骨抜きにした。
中曽根、あと10年以内に必ず改憲実現。(外れた)
石原「野菊の墓」は良い。泣ける。
中曽根、松井孝典教授を援用、地球人口を80億人で打ち止めにすべき。石原元知事、小泉元総理が、独自の思想と行動を持ち、自己の存在を保守した政治家として挙げられる。1970年自衛隊訓示から、日本は地政学上、第二撃能力を持たず。核兵器を持つのは無意味。日本は中級国家として独自の戦略構想を探究すべき。