梅原、中曽根著「リーダーの力量」PHP。
梅原側から対談申し入れ。中曽根元総理は改憲派、梅原元所長は九条の会、護憲。
ideologyでは相違があるけど、元所長は中曽根政権に取り入り、国際日本文化研究所を設立させた。
梅原、先の大戦で降伏が遅れて約百万人、日本人の犠牲が増えた。
最近の日本の総理は、戦時中と同様に愚かだ。
日本は第二の亡国の道を進みつつある。安倍氏に関して、何が美しい国なのか不明。福田康夫君は勇気不足、評論家向きだけど政治家に不向き。
麻生氏の国語力は酷過ぎ。個性ある愚かな指導者が続くと国が滅ぶとは、Chinaの歴史書でも示されたこと。
鳩山由紀夫さんは自分の意見を殆ど持たず。鳩山氏は小沢元代表の操り人形。小沢氏は権力やお金に執着し過ぎる。
中曽根、政治家の本質はnationalistであること。吉田茂政治はMacArthur政治の下請け。
吉田は当時の左翼の雰囲気に迎合し、自主防衛、改憲を避け、安易な方向に逃げた。
吉田茂はopportunist。政争に勝てば良い、の官僚現実主義者。田中角栄の石油外交が石油majorとUSA議会に睨まれ、陰に陽に影響してLockheed事件が起きた。
梅原、中曽根政権での後藤田官房長官起用を褒める。
中曽根、自分自身の足らざるところを意識して人事をやる。政治家には人物を見分ける力が必要。topとしての器量が必要。
梅原、中曽根総理施政方針演説に2度加筆したことがある。ある評論家に見破られた。
中曽根、小泉元総理の語法は技巧が過ぎる。勉強不足だ。
梅原、小泉政権の郵政民営化は、中曽根政権の国鉄民営化とことなり、重要性乏しい。
小泉氏は名政治家であるよりも名俳優。小泉氏には言霊信仰が無い。中曽根元総理は言霊を信じた。政治家は中曽根の様に風見鶏であるべきだ。
中曽根、東京帝国大学法学部で矢部貞治教授の薫陶を受けた。
中曽根、河合栄治郎元東京帝大教授の様な保守自由主義者を好む。
防衛大学長に、慣例を破り、非OBの政治学者、保守自由主義者猪木正道を起用した。防大生にも教養が必要だと判断した。
自身の名は徳川家康と弘法大師に由来。京都学派には、東京の学者たちに比べて国家観がある点を評価。
梅原、日本文化の中核は天台本覚思想、山川草木(草木国土)悉皆成仏だ。
それは本来の仏教には無いもの。
縄文文化に由来すると見られる。この思想を世界に打ち出し、西洋流の自然支配の思想を改めたい。
藤原不比等が作成した大宝律令は、藤原氏か実権を持ち、天皇を象徴化した。天皇はこの時代から象徴。
不比等の父、中臣(藤原)鎌足はLeninに匹敵する革命家。親子で政治の天才。
明治以降の日本政治の基礎は伊藤博文により作られた。神話が重要だ。
日本人は日本神話を学べ。
著書「葬られた王朝」で出雲王朝や大国主が実在したことを論じた。
道徳教育は必要だけど、教育基本法改定は不要。
日本の偉人英雄の話を教材にする。それで愛国心を育成。
中曽根、明治憲法で、日本は自然国家から人工国家に改造された。
大正時代に統帥権条項を削除して置くべき。
日清日露戦争は自衛。(管見では国外が戦場だから問題)
1915年、大隈内閣の21か条要求以降、変質した。先進国首脳会議の場等で、国民の納税へのお返しを意識して、写真撮影で目立つなどのperformanceをした。
政治会議は五輪運動会みたいなもの。勝負だ。
梅原、日文研創立直後、NY timesが、本人への取材をせずに、研究所や梅原を中傷する記事を作成した。
中曽根、Asiaで、EUが目指す様な政治共同体は困難だ。
梅原、Chinaは中華思想を払拭するべきだ。中曽根政権は、不沈空母発言でUSAとの関係を好転させた。日本は帰亜親欧であれ。漢文教育を復活させよ。
続き。中曽根、国内社会主義、労働組合、国労、総評を潰すために、国鉄を分割民営化した。左翼とは別の国家改造を目指した。
梅原、日本国憲法には、哲学者Kantの永久平和論に匹敵する思想が含まれる。
専守防衛。
中曽根、改憲で九条2項に自衛隊を明記し、国を守ることを国民の義務にしたい。
(政府国家の義務と国民の権利を混同するな)
梅原、教育勅語は、廃仏毀釈の延長線上にある。天皇だけに神を限定し、他の神仏を否定したのは問題。
教育で、人智を超えた大きな存在を分らせ、人間の傲慢さを抑制するべきだ。教育改革に関しては、中曽根政権は不成功。
中曽根、教育の本質は、国家及び世界の改革改造を通じて、人類の幸福をいかに実現して行くかにある。現代日本人は小市民化した、不満だ。
梅原、友人の芸術家岡本太郎から、何か賞を取れる様に工作してくれ、と頼まれたことがある。
中曽根元総理は、外交、内政、文化に関して明確な理念を補持したけど、小泉元総理には確固たる信念が見えず。(管見では中曽根、小泉両人に大差は無い。ともにUSAへの従属を演技でごまかしただけ)
小泉氏は、人気取りのための政策を必要不可欠なものと見せかける、政治の天才ではある。梅原元所長は、中曽根元総理と多少ことなるにせよ、nationalistを自任。
10年11月。