忍者ブログ

伊租甫の忍者blog2号

不運を不幸と一緒にするな、孤独死を問題視するな

五木寛之著「選ぶ力」文春新書、12年11月。
現在は、近代流管理社会が限界に達し、予測不可能、
見通し不透明な時代状況。
現在人は、日常生活で多くの選択を迫られる。
現在は莫大な情報が流通するけれど、相互に矛盾する
ものも多く、困惑させられる。

小学生時代からの本中毒を自認する著者は、人気作家
としての地位を確立した立場。
自分は、限られた予算でどの本を購入するかの選択に苦心
するけど、著者は予算を心配する必要が無い。
大量に購入した本の中から、再読、三読に値するものを
百冊に一冊程度選び、あとは処分。
処分の後に心変りして再購入することもある。
近年の著者は、DVDをよく見る。
こちらは人気に便乗して選ぶ場合が多いとのこと。

▽激しく変化し、不透明な状況の中でも、健康は重要、
との説にそれなりの意義を認めながら、著者は、細かな
健康論に関して、どれが正しいか、決めかねる様子。
著者は2011年3・11大震災を第二の敗戦としつつ、
大震災で専門家への信頼が崩壊したと述べる。

「選ぶ力」その二。
著者は、西洋系近代医療思想への違和感を表明。
病気を(完全に)治す、克服することは不可能。
病気を治め、鎮静化させることが出来るだけ。
人は所詮、いつかは誰でも死ぬ。
健康法は流行の一種である。
著者は運を、幸不幸とは別だとする。若き日の苦労、
不運を語りつつも、不幸と感じたことは無いとする。
著者は、不運な時は、不運と調和して生きる人生観
を、麻雀にも応用。理論派雀士をいらつかせた。

▽著者は、孤独死を悲惨なことと見る、世間の風潮
に違和感を表明。
文豪永井荷風の孤独死の例を挙げる。
著者は、健康の重要さを認めながらも、健康法より
も養生の語を好む。
養生を趣味として楽しむことを勧める。
自分のこと一番良く知るのは自分だ、自分の
「身体語」をひたすら学び続ける、とのこと。
自分に適した養生法を、自分(の身体)との対話
を通じて選ぶことを楽しむのが良い。
人はどんな時代、生活環境、家系等に生れるかを
選ぶことは出来ず。
死ぬ時には、自分の意志で、良き、自然な死を
選びたい。苦痛なき自然死。
PR

コメント

プロフィール

HN:
No Name Ninja
性別:
非公開

カテゴリー

P R